それなりの大学のメリット当たり前の話ではあるけど、まずは知名度、つまり「通り」が違うと思う。くだらない例だけど、LAに旅行に行った時にたまたま出身大学のTシャツを 着てたんだけど、チャイニーズシアターの前でスパイダーマンに声をかけられた。 彼は自分と同じ大学の卒業生だったんだよね。しょぼい大学だとどうしても 卒業生もローカル指向(地元で生まれ、育ち、就職して生きていく)だから 一歩テリトリーから出てしまうとほとんど卒業生はみかけなくなる。 よく日本の学歴社会がイヤでアメリカに来た・・・なんて話を聞くけど、それは 日本の人の迷信じゃないかなぁと思うこともある。アメリカでも日本ほど一極集中 してない(東大一辺倒みたいな)だけで、やはり名前が通ってる大学とそうでない 大学ではそれなりの差があるように思えるんだよね。他人に紹介される時も 「こいつは○○大学出身なんだよね」ってことを言うことが多いような気がする。 無名大学出身だと「で、どこ出身だったんだっけ?」とかいう話になったりして、 それだけで「通り」が悪くなってしまったりするんだよな。 アメリカは日本よりは学歴偏重社会じゃないっていう迷信をもってアメリカに来た 人からすれば聞きたくない話だろうけど、就職や進学の時に大学の名前だけでハネ られてしまうことがあるのも事実。日本よりはるかに門戸が広いのは確かだけど、 やはり上位校と下位校が全く同等に扱われるということはないと思う。 具体的な名前を出して申し訳ないけど、よくやり玉にあがってるのがCSU(カリ フォルニア州立大学)(古賀議員の事件で名を馳せた)。もちろんここを卒業して 立派なキャリアを積んでる人は沢山いるし、だからCSUを擁護する人はそういう 例を出して反論しているのをよく見かけるけど、これは言葉のマジックで、じゃあ 100人中どれくらいの人がそういう道を選択できたか?ってことになると、 やはりUC(カリフォルニア大学)出身者よりは少ないと思う。 また、有力校には有名な教授や優秀な学生がより多く集まっているのも事実。 大学院出願時にその分野で有名な教授に推薦状を書いてもらえれば当然有利になるし、 これは大学院レベルでの話だけど、例えばMBAなどはどこのMBAでも教わる ことの内容は大差ないかもしれないけれど、有力校を出た学生は将来企業などで 要職につく事が多く、そういったコネ作りのためにそういった学生が多く集まる 有力校を選ぶ、なんていうのもよく聞く話。今行っている学校のMBAの学生も パーティーでのコネ作りに余念がないのは自分も目にしている。 もちろん人それぞれだし、信念をもって自分の選んだ学校に行くのは全く構わない と思うけど、その中でものすごく苦労して、もまれて・・・その経験も立派なん だろうけれど、出てみてからでその苦労の対価はもらえたかって振り返ってみて、 実際のところ悔しい思いをしている人も多いんじゃないかなぁ。 まあ日本の場合、自分の実力不足でいい大学に入れなかったという言い訳が成り 立つのかもしれないけれど、アメリカの場合そこそこの大学でも門戸は広いから 自分の実力に合わせてあえて大学のレベルを落とすという行為のメリットは (特に留学生の場合)感じられないし、知り合いにも最初に選択した無名私大に 固執しつづけた人がいるけど、フタを開けてみれば卒業後、就職のことで 悩んでるらしい。まさに後の祭りだ。 ←ブログ内フリーページの留学ネタリンク集。 各フリーページの簡単な説明つき。 ブログHOMEに戻る ジャンル別一覧
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